サード・ポイントもAIでビッグデータ解析-クオンツも6人程度雇用

  • サード・ポイントの運用資産額は160億ドルまで回復
  • 同社の機械学習の専門技能を過大評価すべきでないとローブ氏

ヘッジファンド運営会社サード・ポイント(運用資産額160億ドル=約1兆7800億円)の創業者であるダニエル・ローブ最高経営責任者(CEO)は、同社が人工知能(AI)を活用してビッグデータを解析し、定量的データを駆使するクオンツアナリストを6人程度雇用していることを明らかにした。

  ローブCEOは18日にラスベガスで開かれたスカイブリッジ・オルタナティブズ・コンファレンスで、サード・ポイントのマシンラーニング(機械学習)の専門技能について、この分野の専門家と比較して過大評価すべきではないと発言した。メディアには非公開のプレゼンテーションを聞いた会議の複数の出席者が語った。同社はシステマティックトレーディングを導入していないという。

  サード・ポイントは、伝統的に生身の人間の判断を中心に株式や債券への投資を行ってきたが、クオンツトレーディング会社ワールドクオントからデータサイエンティストのマシュー・オーバー氏を今年から採用した。

  最近のワシントンの混乱にもかかわらず、サード・ポイントが工業株や循環株への投資を含めて、企業寄りの米政権の姿勢を反映する方向にポートフォリオを再調整したとローブ氏は述べた。同社は先に米ハネウェルインターナショナルへの投資を開示し、航空宇宙事業のスピンオフ(分離・独立)を求めたことを明らかにしていた。

  サード・ポイントの資料によれば、「サード・ポイント・オフショア・ファンド」は4月にプラス1.6%、1-4月ではプラス7.5%の運用成績を残した。同社の運用資産額は2016年に170億ドルから150億ドルに減少したが、その後は再び資金が流入し、現在は160億ドルまで回復した。

原題:Third Point Deploys AI, Big Data With Half Dozen Quants (1)(抜粋)

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