米セントルイス連銀のブラード総裁は最近の経済データは弱いとし、連邦公開市場委員会(FOMC)が想定する利上げ軌道は急勾配過ぎる可能性があるとの考えを示した。

  ブラード総裁は19日、セントルイスで講演。講演原稿によると、3月以降「期間が長めの債券利回りは低下、インフレ期待は弱まり、政策金利軌道の市場期待値は下がっている」と発言。「こうした動きは、米マクロ経済動向に関して実際に入手されているデータに比べると、FOMCが想定する政策金利の軌道は積極的過ぎることを示唆している可能性がある」と話した。

  総裁はインフレとインフレ期待は過去数カ月、下向きサプライズとなっているとし、失業率は4.4%と2007年以来の水準に低下したものの、インフレのトレンドに変化はもたらさないかもしれないと指摘。失業率は低下しているにもかかわらず、賃金の伸びは過去1年間に減速したと説明した。

  「低い失業率は予測できる将来における大幅なインフレ率上昇を恐らく示唆するものではない」と述べ、「米国の失業率がさらに著しく低下したとしても、インフレへの影響は小幅なものにとどまる可能性が高い」と続けた。

  総裁は第2四半期の成長見通しについて、第1四半期からの加速が見込まれているものの、総合すると、景気拡大局面が始まって以降の2%の成長軌道に変化が生じるとは示唆していないと話した。

原題:Fed’s Bullard Sees Weak Data Contradicting FOMC’s Rate-Hike Path(抜粋)

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