S&Pグローバル・レーティングは19日、インドネシアを投資適格級に格上げした。東南アジア一の経済大国への資金流入が増える可能性がある。格上げ発表を受け、インドネシア株と通貨ルピアが買われた。

  S&Pはインドネシアの信用格付けを「BBB-」とし、これまでの「BB+」から1段階引き上げた。格付け見通しは「安定的」。別の大手格付け会社2社であるムーディーズ・インベスターズ・サービスとフィッチ・レーティングスはインドネシアの格付けをすでに投資適格級としており、見通しは「ポジティブ(強含み)」だ。

  S&Pは「インドネシア政府が現実的な予算編成に新たに焦点を当てていることで、歳入が期待外れとなる場合に財政赤字が拡大するリスクを後退させた」と指摘。格上げは「財政指標に対するリスクが低下したとのわれわれの評価」を反映しているとコメントした。

  米銀ゴールドマン・サックス・グループは3月、インドネシアが格上げされれば日本の保守的な機関投資家の間でインドネシア資産の魅力が高まり、最大50億ドル(約5600億円)の資金を呼び込む可能性があると指摘していた。

  19日のインドネシア金融市場では、国内株の指標、ジャカルタ総合指数が前日比で一時3.2%上げ、過去最高値を更新。通貨ルピアは0.5%下げていたが、0.3%高に転じた。年初来では1%高。ジャカルタ総合指数は前日比2.6%高の5791.88で引けた。

原題:Indonesia Raised to Investment Grade by S&P on Budget Curbs (1)(抜粋)*INDONESIA’S KEY STOCK INDEX GAINS 2.6% TO 5,791.88 AT CLOSE

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