フェイスブック相手取るテロ被害者の賠償請求訴訟、連邦地裁が退ける

  • 犠牲者らはテロ集団にプラットフォームを提供した責任を追及
  • 地裁判事は利用者の発言内容にフェイスブックは責任持たないと判断

米フェイスブックを相手取りテロ攻撃の被害者やその家族が起こした2件の訴訟で、米連邦地裁の判事は18日、この訴えを退けた。同社が扇動的な意見を拡散するプラットフォームを提供することで、イスラム原理主義組織ハマスなど中東の集団を支援したと主張、損害補償を求めていた。

  ニューヨーク州ブルックリンにある連邦地裁のニコラス・ガローフィス判事は、米国法の下で出版社やメディアは他者の発言内容への責任を免れると説明、ユーザーアカウントへのアクセスという形でハマスに「サービスを提供した」責任をフェイスブックに問えるとした原告の主張を退けた。

  原告側の代理人、ロバート・トルチン弁護士は同日、訴訟は米国愛国者法(反テロ法)の下でソーシャルメディア企業の責任を初めて問うものだとしたが、ガローフィス判事は「アカウント取り締まりとコンテンツ取り締まりを細かく線引きしようとする今回の試みは、最終的に退けられなければならない。フェイスブックのプラットフォームを誰が利用できるかについての選択は本質的に、そこでどんなコメントが出る可能性があるかという判断と結びついている」と述べた。

  2件の訴訟の原告は約2万人の被害者およびその家族。ガローフィス判事は通信品位法(CDA)によって今回のような訴訟を法廷で争うことはできないと断じた。トルチン弁護士は原告側が上訴すると述べた。

原題:Facebook Wins Dismissal of Suits Brought by Terror Victims (2)(抜粋)

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