【個別銘柄】タカタ急騰、MS&ADやパンダ株高い、リクルトH急落

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19 日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  タカタ(7312):前日比80円(20%)高の475円でストップ高。同社製エアバッグを巡る米集団訴訟で、トヨタ自動車(7203)や独BMWなど4社が5億5300万ドル(約616億円)の負担に応じることで和解が成立した。米国時間18日にフロリダ州マイアミの連邦地裁に提出された文書によると、自動車4社は自己負担費用を補償し、一部の車の所有者に代車を提供するほか、エアバッグをまだ交換していない所有者にリコール(無料の回収・修理)に応じるよう促すプログラムも設ける。

  MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725):5.1%高の3712円。2018年3月期純利益は前期比16%増の2450億円の見通し。市場予想の2162億円を上回った。今期年間配当は前期比10円増の130円を予定する。また、発行済み株式総数の6.3%の自己株を6月30日に消却する計画も発表した。東証1部33業種で保険は上昇率1位。

  リクルートホールディングス(6098):8%安の5750円。米グーグルが新しい求人検索サービスを導入することが明らかになり、事業環境に対する悪影響への懸念が広がった。リクルトHは国内外で求人情報検索サイトを展開するIndeedを傘下に持っており、ハイトン・インターナショナルの川本雄士アナリストは、グーグルの参入で競合環境が変化するのではないかと懸念されていると指摘。Indeedの売り上げ拡大への期待感がリクルトH株の上昇ドライバーとなっていたとみる。

  パンダ関連株:中華レストランの本店を東京・上野に置く東天紅(8181)が5.3%高の179円、上野公園内にある老舗フランス料理の精養軒(9734)が8%高の907円。上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダのシンシンに妊娠の兆候があることが分かった。動物園の発表によると数日前から食欲が減少し、休息時間が増加しているという。共同通信では、妊娠していれば早くて今月末か来月初めにも赤ちゃんが誕生すると報道。パンダの赤ちゃんが誕生した時の動物園への入園者増加に伴い、業績拡大につながるとの期待が広がった。

  ポプラ(7601):2.3%高の542円。ローソン(2651)とポプラの目黒俊治会長を割当先とした総額約10億円の第三者割当増資を実施する、と19日午後に発表した。これによりローソンの議決権比率は従来の5.01%から18.27%に上昇、第2位大株主となる。病院や企業内、学校などマイクロマーケットへの出店を強化するには、ローソンとの提携強化と経営参画が必要と判断した。

  大阪ガス(9532):3.9%安の418.2円。みずほ証券は18日に投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」、目標株価を450円から 340円に引き下げた。設備投資重視で中期的にフリーキャッシュフロー(FCF)が出にくいうえ、本業ではライバルの関西電力(9503)の都市ガス事業拡大の動きから競争環境が激しさを増していると指摘。 PERでみてバリュエーション水準に割高感があるとした。

  スカパーJSATホールディングス(9412):4.8%安の500円。18年3月期営業利益は前期比30%減の170億円の見通しと19日発表した。市場予想は197億円。前期の宇宙・防衛事業のPFI案件による増収効果がなくなることに加え、衛星減価償却費の増加が響く。また、有料多チャンネル事業での4K放送や受信機器開発にかかる減価償却費の増加などを見込んでいる。

  ユーグレナ(2931):8.9%高の1254円。千代田化工建設(6366)やいすゞ自動車(7202)、伊藤忠エネクス(8133)など5社と資本提携する、と19日発表した。5社を割当先に第三者割当増資を6月に実施し、総額約11億円を調達。バイオジェット・ディーゼル燃料の実用化と将来的な商業化、ユーグレナなどを活用した健康商品の企画開発力とラインアップの強化を推進する。資本提携については、19日付日本経済新聞朝刊が先に報じていた。

  博報堂DYホールディングス(2433):1.8%高の1507円。ゴールドマン・サックス証券は、国内の広告事業は前年不調だった自動車や医薬品も回復基調に転じるなど堅調、海外事業も復調へ向かっていると指摘。18年3月期営業利益予想を478億円から498億円、来期を502億円から524億円に増額した。株価水準は適正で上値余地は大きくはないものの、米国市場の停滞感に露出があり、同社よりマルチプルの高い電通と比べると魅力的に見えるという。

  ビリングシステム(3623):700円(18%)高の4505円。ゆうちょ銀行(7182)と、ビリングシステムが提供するスマートフォン決済アプリ「PayB(ペイビー)」に関する業務提携契約に向けた協議を開始すると発表した。同アプリは、コンビニエンスストアなどで利用できる払込票のバーコードやQRコードをスマホのカメラ機能で読み取り即時決済ができるサービス。同アプリによって、ゆうちょ口座を持つ消費者は公共料金などの支払いが簡単にできるようになるという。今夏のリリースを目指す。

  栄研化学(4549):3.7%安の3270円。みずほ証券は投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。3本の成長の矢のうち、結核検査(LAMP法)と尿検査の2本は、成長トレンドではあるが、足下では期待ほど成長しておらず、今後も過度な期待は見込めないと分析。直近で株価は上昇トレンドで、すでに妥当な成長は織り込んだ水準とも指摘した。

  ココカラファイン(3098):2.3%高の5400円。発行済み株式総数の2.24%に当たる55万株、金額で29億400万円を上限に自己株を取得すると発表。需給改善や1株価値の向上が見込まれた。

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