米TモバイルCFO:スプリントが最も理にかなうパートナー

  • ディッシュやケーブルテレビ会社、ハイテク大手も選択肢とCOO
  • トランプ政権下ではTモバイルとスプリントの合併認められる可能性

急成長を遂げている米無線通信事業者3位のTモバイルUSは統合に備える姿勢を強めている。同社幹部らによれば、ソフトバンクグループの米子会社スプリントやケーブルテレビ会社、さらにディッシュ・ネットワークなどが関わる取引で、Tモバイルは中心的な役割を果たす見通しだ。

  Tモバイルのカーター最高財務責任者(CFO)は18日、ニューヨークでの会議で、最も理にかなうパートナーはスプリントだと発言。両社が統合すれば、無線通信事業者で1、2位を占めるベライゾン・コミュニケーションズとAT&T追撃に向け、将来の第5世代(5G)携帯電話ネットワークで新たな周波数帯を配備するコストが割安になる。両社の合併案はオバマ政権下の2014年に、同市場で4社が存続する形態が好ましいとする規制当局によって阻止された。しかしトランプ政権下では認められる可能性もある。

  ソフトバンクグループの孫正義社長は米無線通信事業者4位のスプリントとTモバイルの統合協議再開を目指している。ソフトバンクはスプリントの株式の8割強を保有。Tモバイルに関する取引は同社株の約65%を保有するドイツテレコムの支持が必要になる。

  事情に詳しい関係者によれば、スプリントのクラウレ最高経営責任者(CEO)は18日、ワシントンで規制当局者らと協議する。

  Tモバイルのシーバート最高執行責任者(COO)は同社にはスプリントとの合併以外にも他の選択肢があるとし、パートナー候補としてディッシュやケーブルテレビ会社のほか、インターネットにおけるモバイルの比重が高まる中で、販売をコントロールしたいと考えるハイテク大手を挙げた。

  同COOは「この業界では規模が重要だ」とし、「われわれは価値の創造を目的としており、これまでは独立会社として価値を創造してきたが、われわれ全員が問わなければならない合理的問題は、当社株主に利益をもたらすような方法で価値創造を加速させるのが可能かどうかということだ」と語った。

原題:T-Mobile Calls Sprint Most Logical Partner as Deal Talk Heats Up(抜粋)

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