米銀に自動車ローン絞る動き-延滞率上昇で販売に影響か

  • 1-3月のサブプライム向け新規ローンは2年ぶり低水準
  • 90日超の延滞債権比率は3.82%に上昇、4年ぶり高水準

米銀は新規の自動車ローンを絞りつつある。信用力の低い米消費者による自動車購入が難しくなる可能性がある。ニューヨーク連銀のデータで明らかになった。

  ニューヨーク連銀が17日発表した家計債務と信用に関する四半期リポートによると、サブプライムの借り手向けの新規自動車ローンは1-3月(第1四半期)に259億ドル(約2兆9000億円)に減少。2年ぶりの低水準となった。新規ローン全体に占める信用スコアが620を下回る借り手の割合は20%弱と、10年前の約30%から低下。銀行が比較的安全な融資を目指した結果、スコアが760以上の比率は新規自動車ローン全体の約3分の1に達した。

  自動車の延滞債権の増加を受け、フィフス・サードなど銀行は融資残高を削減し、リスクが比較的高い貸し出しを減らしている。自動車ローンの90日を超える延滞債権の比率は1-3月期に3.82%へ上昇。4年ぶりの高水準を付けた。

  ブルームバーグ・インテリジェンスの米国担当シニアエコノミスト、エレーナ・シュルヤティエバ氏は与信の厳格化について、「自動車販売の今後の伸びにとって大きな障害になる」と指摘。「自動車需要は緩和的な融資基準によるところが大きかった」と分析した。

原題:Banks Tighten Auto Lending as More Borrowers Fall Into Default(抜粋)

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