オーストラリアの4月の雇用統計で失業率が低下した。雇用者数は前月に続いて力強い伸びを示し、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は一段の利下げを行わないとの観測が裏付けられた。

  豪統計局の18日発表によると、雇用者数は前月比3万7400人増加。エコノミスト予想では5000人増が見込まれていた。失業率は5.7%と1月以来の低水準となり、エコノミスト予想の5.9%を下回った。

  フルタイム雇用者数は1万1600人減で、パートタイム雇用者数は4万9000人増。労働参加率は横ばいの64.8%、エコノミスト予想は64.7%だった。

  豪ドルは上昇し、シドニー時間午後0時43分(日本時間午前11時43分)現在は1豪ドル=0.7452米ドル。統計発表前は0.7417米ドルだった。

  キャピタル・エコノミクスの豪州・ニュージーランド担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏は今回の統計結果について、「経済成長はやや鈍化したとみられているにもかかわらず、労働市場が活気を取り戻したことを示唆している」と指摘。「追加利下げの可能性はさらに低下したが、労働市場が中銀に利上げを促すことはしばらくないだろう」と述べた。

原題:Australia’s Jobless Rate Unexpectedly Drops; Currency Rises (2)(抜粋)

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