中国人民銀、2つの金利にスポットライト-政策意図を明確化へ

  • 7日物リバースレポと1年物の中期貸出制度を重視
  • 7日物銀行間金利は2.6-2.9%のレンジ内を安定と見なすと示唆

中国人民銀行(中央銀行)にはさまざまな政策手段があるが、周小川総裁は2つの金利に市場の注目を集めようとしている。

  人民銀は先週、短期および中期の流動性需要への対応では7日物リバースレポと1年物の中期貸出制度(MLF)を主に活用していくと表明。また7日物銀行間金利に関しては2.6-2.9%の水準を安定と見なすということを示唆した。さまざまな期日の金利レンジが示唆するよりずっと狭い範囲だ。

  2つの金利に照準を定めることは、一段と市場に基づく政策手段を用いていくとの意図をより明確にすることに寄与する。また、証券・融資のためのイールドカーブ(利回り曲線)の形成において、こうした焦点の絞り込みが不可欠であると立証される可能性もある。

中国のレバレッジ解消、ソフトなアプローチなら投資家には朗報

  中国民生銀行調査部の王一峰アナリスト(北京在勤)は、「人民銀は資金供給のやり方を簡素化し市場が持つ確実性を高めたいと考えている」と述べ、この金利の水準レンジと期日からうかがえる明確なメッセージは、人民銀は「流動性管理と短期金利の安定化で商業銀行が抱える困難を軽減」できるということだと説明した。

  スタンダードチャータードの中国担当チーフエコノミスト、丁爽氏(香港在勤)は、人民銀が金融政策の枠組みに自信を深めていることが示されていると指摘。「人民銀はこれまでイールドカーブで多過ぎるポイントを管理していた。人民銀は最も効率的な金利を見いだしたようで、これらが新たな政策金利へと展開していく可能性があるのか試されることになる」と語った。

原題:PBOC Trying to Keep it Simple With New Spotlight on Two Rates(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE