アックマン氏売却のバリアント株、一部ヘッジファンドが慎重に購入

ヘッジファンドがカナダの製薬会社バリアント・ファーマシューティカルズ・インターナショナル への投資に動き出している。同社株は過去1年余りの間に急落し、大損失を被ったヘッジファンド運用者ビル・アックマン氏は持ち株を売却した。

  ブルームバーグの集計データによると、1-3月期に35のヘッジファンドがバリアント株を取得。だが、その購入規模は比較的小さく、株価の最悪局面は終わっていないとの慎重な見方を反映している。

  ディアフィールド・マネジメントは3月末現在で150万株(1650万ドル=約18億3300万円相当)を新たに取得。ボグル・インベストメント・マネジメントとポイント72・アセット・マネジメントも新規購入に乗り出したことが、15日の届出書で分かった。サバ・キャピタル・マネジメントはバリアント株を積み増した。

  債務を膨らませる買収を重ねて成長したバリアントの株価は、2015年8月にピークを付けると、そこから今年4月の安値まで97%下落した。パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント創業者のアックマン氏は約40億ドルもの損失を計上して、バリアント株投資を「大きな過ち」と認め、1-3月に残る持ち株1810万株を売却した。これに対し、一部のヘッジファンドはバリアント株を小規模ながらも購入した格好だ。

  届け出によれば、これら35のファンドは合わせて3月末現在で1億6200万ドル相当のバリアント株を購入した。昨年10ー12月は31のファンドが合わせて1億2700万ドル相当を取得していた。4月21日に9年ぶり安値に下げたバリアント株は、そこから65%上昇している。

原題:Hedge Funds Creep Into Valeant Seeing Rebound That Eluded Ackman(抜粋)

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