米フォード、世界で正社員を約1割削減へ-関係者

  • 主な対象は北米・アジアで月給受け取る正社員、技術人材は維持へ
  • フォードの取締役会はフィールズCEOに利益や株価の押し上げ迫る

フォード・モーターは世界で従業員約10%の削減を計画している一方で、自動運転車や電気自動車(EV)の開発で採用した技術者は維持する方針だ。戦略に詳しい関係者1人が明らかにした。

  フォードの取締役がマーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)に利益や低迷する株価の押し上げを迫る中で、人員削減が実施される。削減は主に、北米とアジアで月給を受け取る正社員が対象となる見通し。既に縮小を進めている欧州でも一部実施される見込み。関係者は内部情報だとして匿名を条件に明らかにした。

  フィールズCEOは今年、約30億ドル(約3400億円)のコスト削減に取り組んでいる。2014年の就任以来、自社株が約37%下落した同CEOは利益押し上げを求める取締役会を満足させねばならない一方で、米国内の雇用拡大を自動車メーカーに迫るトランプ米大統領をなだめる必要もあり、板挟みの状態にある。

  フォードは電子メールで、コストを削減して「可能な限りスリムで効率的」になることが優先課題だとした上で、「人員効率化に関する新たな行動はいかなる発表もしておらず、臆測にはコメントしない」と説明した。

  同社の人員削減計画は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が15日遅くに報じた。

原題:Ford Said to Plan About 10% Cut to Global Salaried Workforce (1)(抜粋)

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