米フェイスブック、ユーザーの性的指向に基づく広告掲載中止-蘭当局

  • 同社に15万ユーロの罰金、違法なユーザーデータ収集で-仏当局
  • ドイツなどでも訴訟に直面、欧州各国でデータ保護強化の動き

フェイスブックはオランダ当局の圧力の下、ユーザーの性的指向に基づいたターゲット広告の掲載を中止することに合意した。欧州各国の当局は同社の一部ユーザーデータ収集慣行を取り締まる措置を相次いで打ち出している。

  オランダのデータ保護監督当局は16日、フェイスブックが同国の法律に違反する慣行に終止符を打ったことを明らかにした。フランスの情報処理および自由に関する委員会(CNIL)は、ターゲット広告掲載に向けたユーザーデータ収集とクッキーを通じたサイト内外のユーザー動向に関する「違法な追跡」に対する罰金として最大15万ユーロ(約1870万円)の支払いを同社に命じた。

  欧州の消費者団体BEUCのデジタル権利チーム責任者、アグスティン・レイナ氏は「消費者はフェイスブックがターゲット広告を送るために性的指向といった極めて個人的な情報をいかに利用しているかに気づいていない」と指摘。「受け入れられないことだ。この問題は欧州連合(EU)全域の消費者に影響を与えるもので、欧州として明確な対応が必要だ」と述べた。

  オランダ当局は、フェイスブックが他のプライバシー問題に対応しなければ、さらなる制裁を科す可能性があると指摘。同社はスペインでの調査2件のほか、ドイツとベルギーで訴訟にも直面している。

  フェイスブックは「当社は欧州のデータ保護法をずっと順守」しており、オランダ当局の主張に異議を唱えるとしながらも、「一部の懸念を解消できたことを喜ばしく思う」と説明。「報告書を検討し、そうした問題を巡る協議に前向きな姿勢を維持していく」とコメントした。同社は仏当局とも見解が食い違うと主張している。

原題:Facebook Stops Sex-Targeted Ads in EU-Wide Privacy Clampdown (2)(抜粋)

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