ティファニーの株主、取締役会の構成批判-高齢化と多様性欠如を指摘

  • 高齢の取締役会では流行に対応して目標達成することは困難と主張
  • ティファニーの12人の取締役のうち5人が70歳過ぎ、平均年齢は67歳

売上高の低迷に直面する米ティファニーに、今度は株主から取締役の在任期間の長さや多様性の欠如を批判する声が出ている。

  労働組合との関係を持ち、コーポレートガバナンス(企業統治)の問題を取り上げることが多いCtWインベストメント・グループは、ティファニーのマイケル・コワルスキー会長に12日送付予定の書簡で、女性やマイノリティー候補の増員を検討するよう求めた。また、取締役の在任期間の長さも批判した。

  書簡によると、ティファニーの12人の全取締役のうち5人が70歳を過ぎ、全体の平均年齢は67歳に達する。一方、S&P500種株価指数銘柄では62.4歳。ティファニーの平均在任期間は12年余りと、S&P500種平均の8.2年を大きく上回る。

  CtWは高齢の取締役会では、流行に対応してより多くのミレニアル世代の買い物客を引き付けるとの主要目標を達成することは困難だと主張。CtWのエグゼクティブディレクターのディーター・バイツェネッガー氏は書簡で、「在任期間の長い取締役では気が緩む可能性があり、一連の課題に直面しながら業務に疑問を呈する公算が小さくなる」と指摘。「われわれはティファニーが極めて硬直した取締役会の危険性をほとんど認識していないことを懸念している」と記した。

  ティファニーの取締役にマイノリティーはおらず、女性も2人にとどまっており、全体の約17%を占めるとCtWは説明。S&P500種平均は21%。

  CtWはティファニーに対し、女性やマイノリティーの取締役を検討する施策を採用しなければ、株主に一部取締役の交代を呼び掛けるキャンペーンを始めるなどの対策を講じる可能性があると表明した。

  CtWは労組関連の年金基金と合わせてティファニー株の1%弱を保有。ティファニーはコメントを控えた。

原題:Tiffany Draws Fire for Board Stacked With 70-ish White Men (1)(抜粋)

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