G7財務相会議、貿易を議題にせず-ギリシャ問題会合に注目集まる

  • 今年3月のG20会議では貿易問題でもめていた
  • 財務相会議に合わせてギリシャ問題の会合を開くと当局者

12日にイタリア南部の港湾都市バリで開幕する主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議では、貿易問題は取り上げられない見通しだ。欧州当局者らは同会議に合わせて別の会合を開き、ギリシャ問題を再び議論する。

  今年の2回の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、自由貿易の推進という長年の世界的なコンセンサスに米国が加わらないことが明らかになった後、見解の相違は深まりつつある。しかし11日にバリ入りした世界の当局者らはこの問題を重視しない意向を示した。
  
  このため、同会議の傍らで開くギリシャ問題の非公式会合が最も意義ある話し合いになる見通し。米財務省高官は10日、欧州が先頭に立ってギリシャの債務問題解決を図らなければならないと発言。欧州連合(EU)当局者が匿名で明らかにしたところでは、独仏伊3カ国の代表のほか、国際通貨基金(IMF)と欧州中央銀行(ECB)の当局者も同非公式会合に参加する。

  ブラックロックのマルチアセット担当主任ストラテジスト、イザベル・マテオスイラゴ氏は「貿易が議題から外れたことは明白だ。彼らは何も決着できないだろう」とした上で、ギリシャに関しては「より政治的な側面の幾つかで合意するのに適したグループだ」と指摘した。

  月内合意の期待が高まる中、ギリシャの債務負担軽減に関する協議は順調に進んでいる。EU当局者によれば、有力な選択肢の1つは、ユーロ圏によるギリシャ救済資金の残りをIMFへの債務約124億ユーロ(約1兆5300億円)の返済に振り向ける案。

原題:G-7 Muffles Trade Quarrel as Greek Sideline Talks Take Limelight(抜粋)

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