米国債:小反発、株安が支え-30年債入札不調で上げ余地は限定

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11日の米国債相場は小反発。朝方は米国株が大幅下落したことに支えられた。この日の30年債入札がやや不調に終わったことが長期債相場への重しとなり、午後は上昇幅が抑えられた。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.39%。

  30年債入札の最高落札利回りは3.05%と、発行前取引の利回りを1.3bp上回った。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.19倍で昨年11月以来の低水準となった。プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)の落札に占める割合は35.6%と、昨年9月以来の高さに達した。

  長期債は30年債入札後に他の年限に比べ伸び悩んだあと、引けにかけてやや持ち直した。5年債と30年債のイールドカーブは小幅にスティープ化(利回りは約0.5bp拡大)した。

  米株式市場では一部百貨店の決算の不振を受けて米国の消費見通しを巡る不安が広がり、S&P500種株価指数が過去最高値から下げた。投資家は12日に発表される4月の米小売売上高に注目している。

  ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、財務省が償還期限50年の超長期債を発行した場合について問われ、50年債は「定期的に入札があるその他の国債ほど流動性は高くないだろう」とし、「現行の入札モデルにはあまり適さない」と指摘。財務省は適切な発行メカニズムを決定するために「かなりの市場調査を行う必要がある」と述べた。

原題:USTs Gain as Early Stock Fall Underpins; Soft 30Y Auction Weighs(抜粋)
原題:U.S. Treasury 30-Year Bonds Yield 3.05% at Auction(抜粋)
原題:Treasury 30-Year Sale Draws Weakest Demand Since November: Chart(抜粋)
原題:50Y Bond ‘Not Very Well Suited’ to UST Auction Model: Wrightson(抜粋)

(第3段落以降を追加し、更新します.)
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