英M&G、対日不動産投資に意欲-約4兆円の運用ファンド

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  • アジア投資での日本比率を2割から3割に引き上げる計画
  • 日本の不動産価格に先高観-M&GリアルエステートCEO

英保険大手プルデンシャルの不動産投資部門、M&Gリアルエステートは日本の不動産投資を拡大する方針だ。国内外の投資マネーの流入で日本の不動産市況は値上がりしているものの、なお先高観があるとみている。同社の世界での運用規模は約340億ドル(約4兆円)に上る。

  M&Gリアルエステートの最高経営責任者(CEO)のアレックス・ジェフリー氏は東京でブルームバーグのインタビューに応じ、投資方針について「東京に特に焦点を当てている」と述べた。アジアの不動産投資の運用規模は30億ドルで、このうち日本の比率は現在2割弱だが、投資の機会を見極めながら今後2-3年で3割に引き上げたいとしている。新たな投資資金を取り込むほか、シンガポールやオーストラリアでは一部を売却する可能性もあるとしている。
 

  同社の昨年のアジアでの不動産投資実績は6億9000万ドルで、シンガポール、香港、韓国、日本、オーストラリアで44物件を保有している。ジェフリー氏は投資機会を探る対象として、日本のほか韓国の商業施設やシドニーの物流施設も挙げた。香港とシンガポールには慎重な見方を示した。アジア太平洋地域全体の景気見通しについては楽観視しているという。来日したジェフリー氏は「ここ(東京)で大きな、追加の物件取得を考える」と述べた。

  東京のオフィスビルは値上がりしたものの、海外都市と比べると投資妙味があるという。ドイチェ・アセット・マネジメントのリポートによると、世界主要都市のオフィスビル取引のイールドスプレッド(投資利回りと国債利回りの差)は、17年3月現在で東京は4%台となっており香港の1%や、2-3%台で推移するニューヨークやロンドンと比べても魅力的と分析している。

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