NZ中銀:政策金利を1.75%に据え置き-インフレ鈍化を予想

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  • 金融政策は長期間緩和的にとどまるとウィーラー総裁
  • ウィーラー総裁の声明を受けてNZドルは対米ドルで急落

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は11日、オフィシャル・キャッシュレートを過去最低の1.75%に据え置くとともに、インフレ率が今後鈍化し、金融政策が長期間緩和的にとどまるとの見解を明らかにした。これを受け、ニュージーランド(NZ)ドルは下落した。

  ウィーラー総裁は声明で、「金融政策は相当の期間緩和的となるだろう」と指摘。「多くの不確実性が残っており、政策を適切に調整する必要があるかもしれない」と述べた。

  同総裁は利上げ期待が生じて、それが通貨上昇やインフレ抑制につながることを警戒している。インフレ率は今年1-3月(第1四半期)に、この5年余りで初めて中銀の目標レンジである1-3%の中間値まで回復した。同中銀はこの日、インフレ率が来年の第1四半期に1.1%に鈍化するとの見通しを示し、早過ぎる金融引き締めは成長を損ないかねないと表明した。

  ウィーラー総裁の声明を受けて、NZドルは急落。ウェリントン時間午前10時34分(日本時間同7時34分)現在、1NZドル=0.6828米ドルで推移している。発表前は1NZドル=0.6937米ドルだった。同総裁は、NZドルが貿易加重ベースで過去3カ月間に5%下落したことは「心強く、これが持続すれば貿易財セクターへの成長見通しのリバランスに寄与するだろう」と述べた。

原題:RBNZ Keeps Rates at Record Low, Sees Weaker Inflation Ahead (3)(抜粋)

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