NY外為:ドルは対円上昇、新たな材料模索-ドル指数は小幅低下

更新日時

10日のニューヨーク外国為替市場では目立った値動きはなく、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は小幅低下。フランスの大統領選挙が終了し、ポジション調整も一巡したと見られ、トレーダーは新たな材料を模索している。

  今週は11日にイングランド銀行が金融政策会合を開くほか、米国では12日に消費者物価指数(CPI)が発表される。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は10日、ユーロ圏経済が勢いを増していることを認めた上で、景気に刺激を与える取り組みはまだ終わっていないとの認識を示した。 総裁はハーグのオランダ議会で証言し、「景気回復は脆弱(ぜいじゃく)でばらつきのある状態から、堅固で幅広い改善へと進化した」とした上で、「しかしながら、成功を宣言するのは時期尚早だ」と言明した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ドルは対円で0.3%上昇して1ドル=114円28銭、対ユーロでは0.1%高の1ユーロ=1.0868ドルとなっている。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下した。

  トランプ米大統領が連邦捜査局(FBI)長官を解任したが、外為市場に差し迫った影響は見られなかった。トレーダーは解任よりも、財政刺激策を含むトランプ政権が掲げている政策に及ぼす影響に注目している。

  ボストン連銀のローゼングレン総裁は、「経済が私の予測通りに進展するとの想定で、バランスシートの規模の緩やかな縮小とともに、年内残りの期間に3回政策金利を引き上げるのはなお妥当だ」と語った。

原題:Dollar Pares Loss, Euro Drops Toward 200-Day Moving Average(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE