米国債:続落、10年債入札不調-序盤のリスクオフの動き帳消しに

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10日の米国債相場は続落。序盤は北朝鮮の核実験計画を巡る緊張やコミー米FBI長官の解任を受けた安全逃避買いが広がったが、10年債入札で最高落札利回りが発行前取引の利回りを1.8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回ったことを受け、売りが優勢となった。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比2bp高い2.41%。

  10年債入札では、外国の中央銀行や投資信託を含む間接入札者の落札に占める割合が昨年12月以来最低となった。投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.33倍で、最近の平均(2.41倍)を下回った。

  米ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高投資責任者(CIO)は入札結果について、「ひどい」と指摘した上で、10年債利回り「2.17%で強気に転じ、1.5%が目標などと話していた投資家は皆どこに行った?」とツイートで指摘した。

  10年債入札の前、ボストン連銀のローゼングレン総裁は当局が年内あと3回利上げするのが「妥当だ」と述べ、米国債価格を圧迫した。

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  米国債のボラティリティー(変動性)の指標とされるメリル・オプション・ボラティリティー・エスティメート(MOVE)指数は9日に55.2203と、2014年8月以来の低水準をつけた。フランス大統領選と5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が過ぎ、債券トレーダーの間に落ち着きが広がっていることを示唆している。

原題:USTs Drift Lower After Soft 10Y Auction, Erasing Risk-Off Bid(抜粋)
原題:Gundlach Takes Shot at Bond Bulls After ‘Lousy’ 10-Year Auction(抜粋)
原題:Bond Market Volatility Plunges to Lowest Since August ’14: Chart (抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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