「フラジャイル5」はもはや脆弱でない-PIMCOなどが投資

  • 高リスクの発展途上国資産の人気が高まりつつある
  • テーパータントラムは懸念が先行、現実はそれほどでもなかった

モルガン・スタンレーが「フラジャイル5」と命名した5カ国は、もはやそれほど脆弱(ぜいじゃく)ではないようだ。

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)、ブラックロック、フランクリン・テンプルトンなどの機関投資家が、外国資本の呼び込みと貿易赤字の穴埋めに苦戦し、ありがたくないレッテルを貼られた5カ国の資産を購入している。

  それには理由がある。南アフリカ共和国、ブラジル、トルコ、インド、インドネシア5カ国の経常赤字は今や4年前の半分以下、財政赤字も縮小している。

Pimco’s Yacov Arnopolin sees ‘fragile five’ improving.

Source: Bloomberg

  PIMCOのポートフォリオマネジャー、ヤコブ・アーノポリン氏は先週ブルームバーグテレビジョンの番組で、「過去2、3年に大幅な改善が見られた。もはやそれほど脆弱ではない」と語った。

  米国の量的緩和(QE)縮小に伴い借り入れコストが急上昇する懸念から市場が混乱した、いわゆる「テーパータントラム」の中で、モルガン・スタンレーは13年に海外資金への依存が大きい5カ国にあだ名を付けた。現実は恐れられたほどではなく、売り込まれた資産の買い場になったと、ブラックロックのポートフォリオマネジャー、パブロ・ゴールドバーグ氏が述べた。同氏はブラジル債をオーバーウエートにしている。

  テンプルトンのスティーブン・ドーバー氏は、政治的安定と経済成長加速に向けた規制改革の取り組みがこれら5カ国の見通しを明るくしていると指摘した。

原題:Pimco to BlackRock Pile Into ‘Fragile Five’ Post-Taper Tantrum(抜粋)

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