米フォード:取締役会がCEOを詰問へ、事業戦略めぐり-関係者

  • 取締役会は今週の会合でフィールズ氏に戦略の詳細な説明求める計画
  • 自動運転時代にシフトする中、フォードの業績は低迷

フォード・モーターの取締役会はマーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)に対し、業績悪化や経営改善計画に関して明確な説明を求める圧力を強めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者によると、取締役会は11日の年次株主総会に先立つ今週の会合で、フィールズ氏に同氏の経営戦略を尋ねる時間を設ける予定だ。同氏が2014年7月1日にCEOに就任して以来、フォードの株価は35%下落している。

  自動運転車やロボットタクシーなどの新技術に数十億ドルを投じ、ウーバー・テクノロジーズやアルファベットからスピンオフ(分離・独立)した自動運転車技術開発のウェイモといった新興企業の追撃を狙うフィールズ氏の計画に投資家は関心を示していない。過去7年間にわたり拡大してきた米自動車市場が縮小に転じる中、フォードの伝統的な自動車事業は競合する米ゼネラル・モーターズ(GM)以上に苦戦している。フォードの1-3月(第1四半期)決算は42%減益となる一方、GMはこのままいけば通期ベースで過去最高益となる勢いだ。

  モーニングスターのアナリスト、デービッド・ホイストン氏(シカゴ在勤)は「これは取締役会がしびれを切らしていることを示す最初の公の兆しだ」と指摘。「取締役会が過去7年にわたる株価低迷に失望していることを示している公算が大きい。フィールズ氏にとって厳しい会合となる可能性がある」と述べた。

  フォードの広報担当は取締役会の会合についてコメントを控えた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が取締役会の計画について先に報じていた。

原題:Ford’s Board Said to Question CEO on Strategy as Shares Lag (1)(抜粋)

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