きょうの国内市況(5月10日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株反発、円安による業績期待-輸出一角や鉄鋼上げ、好決算反応も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反発。前日の海外市場でドル・円相場が2カ月ぶりの円安水準に振れ、企業業績の改善を見込む買いが先行した。電機、機械など輸出株の一角や鉄鋼株が買われ、情報・通信株も堅調。売買代金上位では、決算内容が評価された三菱自動車やミネベアミツミが急伸した。

  TOPIXの終値は前日比3.42ポイント(0.2%)高の1585.19、日経平均株価は57円9銭(0.3%)高の1万9900円9銭。

  T&Dアセットマネジメントの神谷尚志チーフ・エコノミストは、「相対的な割安感の修正が続いている。4月中旬にTOPIXの予想PERは13倍ほどに沈み、足元では14倍まで上昇してきたが、名目GDPは拡大傾向で、企業業績も好調。PER15倍超まで上昇する可能性がある」との見方を示した。

  東証1部33業種は鉄鋼、その他製品、情報・通信、電気・ガス、電機、サービス、鉱業、非鉄金属、機械など18業種が上昇。繊維やガラス・土石製品、金属製品、証券・商品先物取引、陸運、輸送用機器、銀行、卸売など15業種は下落。売買代金上位では東芝や三菱重工業、IHI、丸紅、新日鉄住金、トレンドマイクロが高い半面、今期の営業利益計画が予想を下回ったSCREENホールディングスのほか、旭硝子や東レ、三越伊勢丹ホールディングスが安い。

  • 東証1部の売買高は21億6989万株、売買代金は2兆7791億円
  • 上昇銘柄数は1044、下落は805

●長期金利が1カ月ぶり高水準、日銀オペ結果で売り-中期ゾーンも重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は下落。長期金利が約1カ月ぶりの高水準となった。前日の米国市場で長期金利が一段と上昇する中、日本銀行による国債買い入れオペの結果を受けて売りが優勢だった。中期ゾーンへの売りも相場の重しになった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.03%で開始し、1ベーシスポイント(bp)上昇の0.04%と4月11日以来の水準を付けた。新発5年物131回債利回りは1.5bp高いマイナス0.125%と4月5日以来の水準まで売られた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「10年ゾーンは日銀オペの落札利回りが前日の10年入札の平均利回りをやや上回り、若干の売りニーズを思わせる結果」と指摘。中期ゾーンについては、「来週の5年入札を控えたオペはきょうが最後で、入札に向けた調整とも言える。最近のオペ減額で以前ほど需給が締まるとの見方はしづらい」と述べた。

  長期国債先物市場で、中心限月6月物は前日比1銭高の150円79銭で開始し、150円82銭まで買われたが、その後は下落に転じた。午後は売り優勢の展開となり、150円67銭まで下落。結局は10銭安の150円68銭と、この日の安値圏で引けた。

  超長期ゾーンでは、新発30年物54回債利回りが横ばいの0.82%。新発20年物160回債利回りが一時1bp上昇の0.595%、新発40年物9回債利回りは0.5bp高い1.04%と、ともに約1カ月ぶりの高水準を付けた。

●ドル・円は114円台前半、米金利高が支え-北朝鮮関連報道は重し

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=114円台前半。前日の海外市場でドルが大きく買われる背景となった米国の金利高や利上げ観測が相場を支えた。半面、核実験など挑発的な行為の可能性をちらつかせる北朝鮮に関する懸念は重しとなった。

  午後4時26分現在のドル・円は前日比0.1%高の114円06銭前後で推移している。午前の取引は114円06銭を付けた後、113円63銭まで下落。午後は113円台後半でもみ合った後、終盤にかけて114円13銭に上昇した。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部戦略トレーディング課の池島俊太郎課長は、「ドル・円はニューヨーク終盤に北朝鮮の話で下げたあおりで、113円63銭まで下げた。ただ、中身をみるとそんなに深刻な話でもない感じで、うまくロング(買い建て)の利食いの材料に使われたかなという印象」と述べた。

  英スカイニュースによると、北朝鮮のチェ・イル駐英大使は、同国が6回目の核実験を実施すると発言。「実験が実施される場所と時間は、われわれの最高指導者である金正恩氏が決める」と述べた。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.0895ドル前後。前日には一時1.0864ドルと4月28日以来のユー ロ安・ドル高水準を付けた。ユーロ・円相場は、0.3%高の1ユーロ=124円27銭前後。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日、オランダ議会で証言する。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE