独コメルツ銀:1-3月期利益は予想上回る、トレーディング収入増加

ドイツのコメルツ銀行の1-3月(第1四半期)決算は、証券トレーディングの増収が追い風となった。同行は半年前に同事業を縮小する戦略を打ち出していた。

  1-3月期(第1四半期)の純利益は2億1700万ユーロ(約270億円)と、前年同期の1億6300万ユーロから増加。ブルームバーグが集計したアナリスト4人の予想平均は7400万ユーロだった。中核事業であるリテール・法人向けビジネスからの収入は減少した。貸倒引当金の計上前ベースの収入は23億7000万ユーロにわずかに増えた。

  同行は9日の発表文で、「収入の前向きなトレンドは、証券売買高の増加に伴う純手数料収入の増加が主因だ」と説明した。

  マルティン・ツィールケ最高経営責任者(CEO)は2020年末までに9600人を削減するとともに、株式市場・商品部門を売却する計画を昨年9月に発表。トレーディング事業を縮小しながらリテールと法人部門を拡充する計画を前進させており、昨年に続いて今年も無配とする可能性が強い。

原題:Commerzbank Beats on Trading Income as It Shrinks the Business(抜粋)

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