銀行規制全廃は「狂気の沙汰」、リスク資金は影の金融で-マンガー氏

  • 預金保険の対象銀行は慎重かつ標準化されたやり方で行動する必要
  • トランプ大統領はドッド・フランク法を「災難」と呼んだ

著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイのチャールズ・マンガー副会長は、米共和党指導部による銀行規制緩和の取り組みについて、行き過ぎの危険があると語った。

  マンガー氏(93)は8日のCNBCの番組で、「共和党員の皆さん、この主要金融規制を全て撤廃しようとしている方々は、私には狂気の沙汰に思える」と発言した。同氏は民主党員であるバフェット氏とは異なる見解を持ち、米国企業に海外利益のレパトリ(本国還流)を促すトランプ政権の政策も支持している。

  トランプ大統領は、2010年に成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)が企業の融資獲得を非常に難しくしているとの認識を示し、同法を「災難」と呼んだ。マンガー氏は、預金保険による公的保証の対象となる金融機関には「極めて慎重かつ標準化されたやり方で行動する」ことを義務付ける必要があると考えており、潜在的にリスクの高い取引を賄う資金をディールメーカーが主要銀行の枠を超えて求めざるを得なくなっても構わないと主張した。

  マンガー氏は「新たな規制の一部が、レバレッジドバイアウトの資金を直接提供する仕事から銀行を遠ざけたことは確かだが、シャドーバンキング(影の銀行)で代用できる。それで構わないと私は思う。シャドーバンキングの何が悪いのだ」と述べた。

原題:Munger Says Fellow Republicans ‘Bonkers’ on Bank-Regulation View(抜粋)

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