【個別銘柄】スバル続落、ALSOKやUアローズ安い、ドンキホ上昇

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9日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  スバル(7270):前日比3.7%安の4099円。2018年3月期営業利益計画は前期比0.2%減の4100億円と9日午後1時に発表。市場予想5450億円を大きく下回った。今期は国内・海外ともに伸び、過去最高の自動車販売台数を計画しているものの、諸経費や試験研究費などの増加を見込んだ。

  ALSOK(2331):8.9%安の4550円。9日午後1時発表の17年3月期営業利益は前の期比2.1%減の284億円となり、従来計画328億円や市場予想306億円を下回った。退職給付費用の増加や人手不足が影響した。18年3月期営業利益計画は前期比18%増の334億円で、市場予想の360億円を下回った。

  ユナイテッドアローズ(7606):5.8%安の3390円。8日発表の18年3月期営業利益計画は前期比8.6%増の99億5300万円と、市場予想103億円を下回った。また、20年3月期までの3カ年新中期経営計画では、経常利益の年平均成長率8%、最終年度の経常利益率7%以上(17年3月期実績6.5%)との数値目標を提示。SMBC日興証券は、新中計は目新しさや成長への貪欲さを感じられない点が残念と指摘した。

  ソニー(6758):0.9%高の4024円。一時4080円を付け、米リーマン・ブラザーズ破綻前の08年9月の水準に値を戻した。東海東京調査センターの石野雅彦シニアアナリストは、ソニー株の上昇基調の背景を「テレビ、スマートフォン、デジカメ、ゲーム、全てのエレクトロニクス分野で構造改革に成功したことが大きい」と分析。円高環境下でも利益を出せる経営体質に変容したことが評価を集めているとみる。また、この日は新製品の有機ELテレビの発売がポジティブに作用したと指摘した。

  ドンキホーテホールディングス(7532):3.8%高の4265円。16年7月-17年3月期営業利益は前年同期比6.3%増の371億円だったと8日に発表。テナント賃貸事業の利益が増加した。SMBC日興証券は、第3四半期営業利益は実質的に前年同期比19%増と、第2四半期の3%減益から急回復していると評価。既存店の人件費効率化が進み販管費率が大幅に改善、宝飾品の在庫も減少に転じており、今後の粗利益率の反転が期待できる内容とした。同証では目標株価を4800円から5100円に引き上げた。

  アース製薬(4985):6.6%安の5820円。1-3月期営業利益は前年同期比8.1%減の31億8100万円だったと8日に発表、販売管理費の増加響いた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、第1四半期営業利益は同証事前予想の34億8000万円を下回ったと指摘。通期大幅増益の計画だが、営業減益の出だしと殺虫剤市場の立ち上がりの遅れでネガティブとした。会社側の17年12月期営業利益計画は前期比33%増の74億円。

  三菱食品(7451):6.1%安の3460円。17年3月期営業利益は前の期比5.6%増の178億円だったと8日に発表した。野村証券は同証事前予想の184億円を下回ったと指摘。第4四半期(1-3月)は加工食品・酒類の販売が苦戦し、営業利益は前年同期比12%減益と落ち込んだとした。会社側の18年3月期営業利益計画は前期比2.1%増の182億円。野村証は192億円と予想していた。

  ニチレイ(2871):1.9%安の2784円。18年3月期営業利益計画は前期比2.8%減の285億円と9日午後2時に発表した。水産、畜産、不動産事業で減益を見込んでいる。市場予想は314億円だった。

  日本触媒(4114):4%安の7160円。9日午後2時20分発表の17年3月期営業利益は前の期比32%減の212億円となり、従来計画220億円や市場予想219億円を下回った。原料価格の下落幅以上に製品市況が低下、スプレッドが縮小したという。18年3月期営業利益計画は前期比8.7%増の230億円で、市場予想の260億円を下回った。

  ゼンリン(9474):12%高の2441円。8日発表の17年3月期営業利益は前の期比39%増の42億3400万円と従来計画34億円を25%上回った。国内カーナビ用データなど主力の地図データベース関連事業が好調だった。期末配当は17円50銭と従来予想の17円から増額。18年3月期営業利益は前期比6.3%増の45億円と見込んだ。

  アウトソーシング(2427):7.5%高の4690円。1-3月期営業利益は前年同期比2.4倍の15億2000万円だったと8日に発表。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、想定外に海外事業が好調でポジティブと評価した。株式市場では、昨年積極化した海外M&Aが収益面で不透明要素との見方が多かったが、上振れ要因が海外事業であったことから懸念を一定程度払しょくする内容と指摘した。

  サニックス(4651):26%高の242円。17年3月期営業利益は10億3000万円と従来計画の6億円を72%上回ったもようと8日に発表した。ソーラーエンジニアリング事業で太陽光発電システムの受注が好調に推移、同システムの施工件数も計画から上振れした。

  ニッカトー(5367):14%高の501円。17年3月期営業利益は前の期比12%増の6億6800万円だったと8日に発表。電子部品向けが中心のセラミックス事業、加熱装置が好調だったエンジニアリング事業ともに売り上げを伸ばした。18年3月期は前期比17%増の7億8000万円と計画。一段の工場合理化と1月開設の厚木営業所(神奈川)の活用を織り込んだ。年間配当は前期比2円増の16円を予定。
 
  シュッピン(3179):6.3%高の1888円。8日発表の17年3月期営業利益は前の期比32%増の10億9600万円だった。EC会員数が30万人を突破するなど増加、カメラ、時計を中心にEC売上高が伸びた。18年3月期営業利益は前期比28%増の14億200万円と見込んだ。年間配当は前期比6円増の18円と予定。

  ニチアス(5393):5.7%高の1305円。発行済み株式総数の2.21%、20億円を上限に自社株買いを行うと8日に発表した。同時に公表した18年3月期営業利益計画は前期比0.5%増の197億円。高機能製品部門を中心に堅調な需要を見込んだ。年間配当は前期比2円増の28円を予定。

  日本通運(9062):2.4%高の654円。18年3月期営業利益計画は前期比17%増の670億円と9日午後1時に発表した。今期から有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法に変更することで営業利益は約60億円増加する見込み。アナリストらの今期営業利益予想の平均は582億円だった。

  ベリテ(9904):3%高の138円。17年3月期営業利益は前の期比49%増の2億9000万円と、従来計画から26%上振れしたもようと9日正午に発表。第4四半期(1-3月)に店頭販売が好調だったほか、一部閉鎖店舗でのセールも順調で、採算面では値引き率の抑制や販売費用の抑制が寄与した。

  三井化学(4183):1%高の599円。17年3月期営業利益は前の期比4割増の1000億円超と従来計画970億円を上回ったもようと9日付の日本経済新聞朝刊が報道。石油化学製品の市況上昇を受け、採算が改善、10年ぶりに最高益を更新したようだとしている。

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