2つのオフショア中国株指数に大きな「ギャップ」-さらに拡大も

  • H株市場の銘柄は一般的に成熟企業-ティザリントン氏
  • ここ5年ではH株指数3.3%下落、MSCI中国指数は19%上昇

中国株の指標がどれも同じというわけではない。

  中国政府が市場での不正取り締まりとレバレッジ解消を強化する中で、銀行や商品などの国有企業が大半を占める古い産業が大きな打撃を受ける一方で、ニューエコノミー銘柄は引き続き海外投資家から選好されている。

  これを受け、香港上場の本土銘柄で構成するハンセン中国企業株(H株)指数とMSCI中国指数という代表的な2つのオフショア中国株指数のパフォーマンスが乖離(かいり)しつつある。

  40銘柄から成るH株指数はここ1カ月で2.5%下落。一方、MSCI中国指数は1.4%上げた。H株指数は、MSCI中国指数との比較においてここ15年で最も割安な水準となっている。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの新興市場・アジア太平洋株担当最高投資責任者(CIO)、リチャード・ティザリントン氏(香港在勤)は、「H株市場の銘柄は一般的に成熟企業で、それほど大きく成長するとは見込まれない企業だ」と指摘した上で、H株指数とMSCI中国指数の「ギャップが拡大すると予想している」と述べた。

  両指数は共に1990年代半ばに導入された。ここ5年間で比べれば、H株指数が3.3%下げたのとは対照的に、149銘柄で構成するMSCI中国指数は19%上げている。

原題:China Stock Shakeout Creates Most Divided Market in 15 Years (1) (抜粋)

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