米国債:下落、インテルなど投資適格級の社債発行が圧迫要因に

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8日の米国債相場は年限を問わず軒並み下落。先物終了直後の指標銘柄の利回り上昇幅は1.5から3.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。目立った取引材料はなかったが、今後数週間に投資適格級社債の発行が増えるとの見通しが朝方に重しとなり、その基調が終日持続した。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは前日比3.8bp上昇の2.39%。

  インテルが10年債、30年債を合計65億ドル(約7400億円)起債すると発表したのをはじめ、投資適格級社債が133億ドル相当発行される予定が明らかになり、午前の取引で米国債価格を圧迫した。市場が織り込む利上げの確率が今や80%となった米連邦公開市場委員会(FOMC)の6月会合を控え、低金利を確定させる社債発行の動きが活発化しており、米国債はそれに整合する値動きとなった。

  米クリーブランド連銀のメスター総裁は8日、シカゴで講演後にブルームバーグ・ニュースに対し、「当局がかなり後手に回っているとは思わない」と述べ、「当局が目標に向かって前進し続けている今の環境では、金利を引き上げる必要がある。そうしなければ後れを取ることになり、その結果は決して良いとは言えないものとなる」と指摘した。

  7日投開票のフランス大統領選挙で中道のマクロン候補が勝利しポピュリズムの勢いに歯止めがかかったとの見方で、金融市場ではボラティリティーが低下。フランスの長期債には新規資金の買いが入り横ばいとなった。

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(第4段落以降を追加し、更新します.)
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