エクスペディアとプライスラインの寡占訴え-ホテル業界ロビー活動へ

  • 予約サイトが2社の傘下に入っていると指摘し、寡占状態周知目指す
  • FTCにロビー活動、トランプ氏起用の新メンバーに働き掛けへ

米国のホテル業界団体は、オンラインでの旅行予約が米エクスペディアプライスライン・グループによる寡占状態になっていると主張し、ロビー活動や広報活動を通じて、トランプ政権の当局者と消費者への働き掛けを強める方針だ。

  マリオット・インターナショナルやハイアット・ホテルズ、ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスなどが加盟する業界団体、米ホテル・ロッジング協会(AHLA)は、エクスペディアとプライスラインが両社の検索ビジネスで不公正な慣行を用いていると訴えるキャンペーン計画をまとめた。役員会の文書の内容をブルームバーグが確認した。

  1月の役員会のために準備された文書によると、AHLAはこの問題を巡る米連邦取引委員会(FTC)当局者へのロビー活動を通じて、トランプ大統領が起用した新たなメンバーがホテル業界に対して友好的になるよう働き掛ける構えだ。

  このキャンペーンは、「ブッキングドットコム」や「ホットワイヤドットコム」「カヤック」「トラベロシティ」といった予約サイトがいずれもエクスペディアとプライスラインの傘下に入っている状況を指摘し、寡占状態の周知を目指す。

  AHLAの広報担当シニアバイスプレジデント、ロザンナ・メイエッタ氏は電子メールで、「エクスペディアとプライスライン2社による寡占は、消費者の選択を損ない、米国内のホテルの約60%を占める業界の小規模企業は、コミッションのつり上げで競争が厳しくなり、打撃を被っている」と主張した。

  エクスペディアの広報担当者は、旅行業界は競争が激しく、同社が担っているのはごく小さな部分だと回答。プライスラインの広報担当は、同社サイトへの掲載は任意であり、数百万のホテルがビジネス強化のためにそうしていると述べた。

原題:Hotels Plan Lobbying Push Over Priceline-Expedia ‘Monopoly’ (1)(抜粋)

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