米シンクレアがトリビューンを1株45ドルで買収に近づく-関係者

更新日時
  • 合意は8日にも発表される公算が大きいが、協議決裂の可能性も残る
  • 21世紀フォックスやネクスターも買収提案を計画していた

米シンクレア・ブロードキャスト・グループはトリビューン・メディアを買収する合意に近づいている。両社の交渉に詳しい複数の関係者が明らかにした。米連邦通信委員会(FCC)が先月、国内のテレビ局所有規制緩和を決定したのを受けて買収が可能になった。

  同関係者が協議が非公開であることを理由に匿名で語ったところによると、シンクレアは1株約45ドル、総額約40億ドル(約4520億円)前後を支払う。トリビューンの5日終値は40.29ドルだった。合意は8日にも発表される公算が大きいが、決裂する可能性も残っている。

テレビ局所有規制を緩和した米FCC

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  シンクレアがトリビューンを買収すれば、ニューヨークやシカゴ、マイアミなどの大都市市場でテレビ局を手に入れることができ、有料テレビ配信会社や主要テレビネットワークとの交渉で一段と有利になることが見込まれる。また、ローカル広告市場のパイを奪い合っているオンライン映像配信会社との競争でも優位に立てる。

  21世紀フォックスは、ブラックストーン・グループから資金を調達してトリビューンに買収提案を行うことを計画していたが、結局は買収案を提示しなかったと、事情に詳しい関係者1人が明らかにした。事情に詳しい複数の関係者によれば、ネクスター・メディア・グループも買収案を準備していた。

  トリビューンの広報担当ゲーリー・ワイトマン氏や、ネクスターとフォックスの担当者はコメントを控えた。シンクレアにも電子メールで問い合わせたが返答はない。

原題:Sinclair Said Close to Buying Tribune for About $45 a Share (1)(抜粋)

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