米IBM株が下落-バフェット氏の投資会社、保有株3分の1売却

  • バークシャー・ハサウェイは6日に株主総会-IBMについて質問も
  • 2011年から保有を積み増し、一時は筆頭株主だった

ウォーレン・バフェット氏は、多くの投資家が既に気付いていたことを認めつつある。IBMが長い間約束してきた改革は遅く、痛みを伴い、終わりには程遠いことだ。

  投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるバフェット氏はCNBCとのインタビューで、保有するIBM株の約3分の1を今年上期に売却したことを明らかにした。売却前には約8100万株を保有していた。これを受け、5日の取引でIBM株は一時3.8%安の153ドルと、取引時間中としては昨年11月以来の安値を付けた。

  IBMが4月に発表した1-3月(第1四半期)決算は、20四半期連続の減収となり、投資家の期待を長年にわたって裏切ってきた。

  バフェット氏はCNBCに対し、「IBM株を買い始めた6年前と同じ方法では評価していない」と述べた上で、「幾分下向きに評価し直した」と語った。

  格付け会社もIBMについて悲観的になっている。S&Pグローバル・レーティングは5日、IBMの企業信用格付けを「AA-」から「A+」に引き下げた。営業利益率は予測されていたほど改善せず、業務の安定には予想以上に時間を要する見込みであることを指摘した。これより先にムーディーズ・インベスターズ・サービスも、事業の移行や投資が収益性とキャッシュフローに響いているとしてIBMの格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げていた。

  バークシャーは2011年にIBM株の保有を積み増し始め、最終的には筆頭株主となり、投資額は約130億ドル(約1兆4650億円)相当に上った。IBM株は16年に約21%高と、4年ぶりの上昇となった。だが、13年に付けた10年ぶりの高値を依然、25%余り下回っている。17年に入って、他のテクノロジー株やS&P500種株価指数のパフォーマンスに出遅れている。

  バークシャーは6日、ネブラスカ州オマハで年次株主総会を開く。バフェット氏(86)とチャールズ・マンガー副会長は株主からIBMについて質問を受ける可能性がある。

  バークシャーとIBMの担当者にコメントを要請したが返答はない。

原題:IBM Falls as Buffett Reports Reduced Stake Ahead of Meeting (3)(抜粋)

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