米AMD株が24%安、12年ぶりの下落率-新型チップ期待剥落で

米半導体メーカー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)の2日の株価は、12年ぶりの下落率となった。4-6月の業績見通しを受け、一連の新型チップの販売がインテルの牙城を崩すとの市場の期待がしぼんだ。

  同日の株価終値は前日比24.2%安の10.32ドルで、2005年1月以来の大幅な下げ。AMD株は同社のアーキテクチャー「Zen(ゼン)」に基づく新型チップ期待で年初から4カ月で約20%上昇していた。

  発表によると、売上高は1-3月期が9億8400万ドルだったのに対して、4ー6月期は前期比17%増のプラスマイナス3ポイントの見通し。これは約11億5000万ドルとなることを意味し、ブルームバーグの集計データに基づくアナリスト予想平均(11億2000万ドル)とほぼ一致した。

  Zenに基づく最初の製品である次世代プロセッサー「Ryzen」は、1-3月では発売後約1カ月しか経過していないため、昨年同社を約4倍に押し上げた市場の期待に合致するかどうかを十分裏付けるには至っていない。

  マッコーリー・キャピタルのアナリスト、スリニ・パッジュリ氏は「AMDは新製品のRyzenで前進しているように見えるが、1-3月期の業績はこれまで株価に反映されてきた市場の高い期待には明確に達していない」と指摘。「インテルが数カ月以内に新製品を出荷すると予想されることから、AMDのチャンスの窓は閉じられつつあるのかもしれない」と述べた。

原題:AMD Stock on Course for Worst Day in More Than a Decade(抜粋)

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