アップル:1-3月のアイフォーン販売減少-売上高見通し予想下回る

  • アイフォーンの販売台数は5080万台に減少、アナリスト予想に届かず
  • 4-6月の売上高見通しは435億-455億ドル、市場予想457億ドル

アップルの「iPhone(アイフォーン)」販売台数が1-3月期に減少した。韓国サムスン電子などのライバル企業との競争に向け、次期モデル「アイフォーン8」で画期的な新機能を搭載する必要性が高まっている。

  4月1日に終了した四半期のアイフォーン販売台数は5080万台と、前年同期の5120万台から減少。ブルームバーグ調査のアナリスト予想(5140万台)を下回った。

アップルのアイフォーン

Photographer: Michael Short/Bloomberg

  アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で、「次期アイフォーンに関するこれまでの多数の報道を受けて、現行アイフォーンの買い控えとみられる状況となっている」と説明した。

  年内に発売予定の次期アイフォーンの大幅なアップグレードに対する投資家の期待感は高まっている。ただ、同業他社も新しい高級スマートフォンを発売しており、アップルにとっては現行ユーザーに買い換えを促し、新規ユーザーを引き付けるだけの高機能な端末を投入することが求められている。

  中国の売上高は14%減。前年同期に比べて減少幅は小さくなった。ルカ・マエストリ最高財務責任者(CFO)はインタビューで、今年は中国での業績が引き続き改善すると見込んでいることを明らかにした。

  決算発表を受け、2日の通常取引後の時間外取引でアップル株は約2%の下げ。今年秋のアイフォーン8発売への期待から同社株は年初来で27%上昇、2日は上場来高値で引けていた。

売上高見通し

  同四半期末時点の現金・現金同等物は2568億ドル(約28兆7500億円)。アップルは株主還元を強化する方針を表明し、新たに500億ドル相当の自社株買いと63セントの配当を実施する計画を明らかにした。アナリストは62セントの配当を予想していた。2016年度の57セントから増加することになる。

  アップルが2日示した4-6月期の売上高見通しは435億-455億ドル。アナリスト予想の457億ドルに届かなかった。

  クックCEOは、昨年伸びが目立ったサービス部門を繰り返し強調しようとしている。「iCloud(アイクラウド)」やアップストア、「アップルミュージック」などの売上高は1-3月に18%増の70億4000万ドルを記録。アップルは年間のサービス収入を21年度までに500億ドル超へと倍増させる目標をすでに明らかにしている。

原題:Apple Sells Fewer IPhones as Consumers Wait for Big Upgrade (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE