メルケル独首相、プーチン大統領に対ロシア制裁継続の意向を表明

  • ウクライナやチェチェン、人権で見解の相違-協議はすれ違い
  • ロシアの選挙介入懸念に「私は臆病者ではない」-メルケル首相

ドイツのメルケル首相はロシアのプーチン大統領に対し、欧州連合(EU)の対ロシア制裁は継続しなくてはならないと述べた。ロシアの黒海沿岸の保養地ソチで2日に会談した両首脳は、ウクライナ問題やチェチェンの人権、ロシアの選挙介入疑惑など見解の相違を露呈し、協議はすれ違いに終わった。

  約2時間にわたる会談の後でプーチン大統領との共同記者会見に臨んだメルケル首相は、チェチェンの同性愛者の人権やシリア内戦でロシアが果たしている役割について懸念を表明。さらにウクライナ情勢に打開への進展がまったくないことに、多くの時間を割いて語った。

  首相は「私の目標はEUの制裁を解除できる状況に到達することだ。だが、それには条件が設定されている」と述べ、ウクライナ東部の和平回復手続きを定めたミンスク協定はわずかに前進しては再び逆戻りする状況が続いていると指摘した。

  一方、米大統領選に対するロシアの介入疑惑についてプーチン大統領は、「どこの誰にも立証されていない」とし、「単なるうわさ話」だと一蹴。9月に控える連邦総選挙にロシアが介入する懸念を問われたメルケル首相は、「言えることは、私は臆病者ではないと言うことだけだ」と答えた。

原題:In Tense Encounter, Merkel Tells Putin Sanctions Have to Remain(抜粋)

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