アリタリア航空、破産手続き開始-資本注入案は頓挫

イタリアのアリタリア航空は、ここ10年で2回目となる破産手続きを開始した。20億ユーロ(約2450億円)の資本注入計画の条件となる人員削減を労働者側が拒否し、再建策が頓挫した。

  株主は全会一致で特別管理の適用申請を支持したと、同社が2日発表した。イタリアの法律に基づき、政府がつなぎ資金を提供するほか、再建または会社清算を命じる管財人を指名する。

  取締役会はこの動きについて「アリタリアが置かれている経済、財務面の深刻な状況を認めた」と発表資料でコメントした。

  管財人は同社の経営を引き継ぎ、資産売却や業務縮小、人員削減を通じて2年以内に存続可能事業とすることを目指す。これが不可能と判断した場合は会社清算を命じる。

  アリタリアは先週、従業員が1600人の人員削減を含む資本注入案を拒否したことで、支払い能力維持のあらゆる選択肢を使い果たしたとしていた。同社は2008年の前回の破産以降、不振が続いた。

  アリタリアの大株主はアブダビのエティハド航空やイタリアの銀行。パドアン伊財務相は先週、政府がアリタリアに資本注入することはないとし、同社は「民間企業」であり行く道を決めるのは「株主と経営陣だ」と言明していた。

原題:Alitalia Starts Bankruptcy Proceedings After Turnaround Fails(抜粋)

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