アバディーン、上期に資金流出が減速-新興市場戦略が投資家取り戻す

英保険会社スタンダード・ライフと合併予定の英投資運用会社アバディーン・アセット・マネジメントは、新興市場戦略が投資家の支持を取り戻し、資金流出が減速するとともに利益率が改善したと明らかにした。この発表を受け、株価は一時2カ月ぶりの高値に達した。

  マーティン・ギルバート最高経営責任者(CEO)は2日、ブルームバーグテレビジョンで「弊社のグローバルポートフォリオでは新興市場と新興市場債券をオーバーウェートにしており、これがパフォーマンスに寄与したことは明らかだ」とコメント。新興市場への資金動向が1-3月(第2四半期)に約4年ぶりに純流入となったと指摘した。

  同社の発表によると、今年3月末まで半年間の資金純流出は134億ポンド(約1兆9400億円)。前年同期は167億ポンドだった。四半期ごとの内訳では、昨年10-12月が105億ポンドの純流出だったのに対し、1-3月は29億ポンドの純流出にとどまった。

  運用資産額は上期(2016年10月ー17年3月)に約5%増え3081億ポンドとなった。良好な市場環境と7000万ポンドの費用削減が後押しし、基調的な税引前利益は20%増の1億9520万ポンドに上った。

  ロンドン市場で株価は一時4.1%高を付けた。

原題:Aberdeen Heads to Standard Life Merger With Slowing Outflows(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE