メイ英首相、ユンケル欧州委員長と衝突-離脱交渉の前途は多難

メイ英首相とユンケル欧州委員長

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

メイ英首相は欧州委員会のユンケル委員長との夕食会のさんざんな顛末(てんまつ)を言外ににじませ、欧州連合(EU)離脱交渉が前途多難なことを有権者にあらためて認識させるとともに、これを成功させ得るのは自分だけだとアピールした。

  4月26日の英首相官邸での夕食会について、同月30日付のドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネが漏れ伝えられた詳細を報じた。それによると、ユンケル委員長は譲歩の兆しのないメイ首相の姿勢にショックを受け、離脱について双方が受け入れられる合意に至れることについて「10倍懐疑的」になって、首相官邸を後にした。合意に関する複雑さの度合い、交渉の順序、拠出金について意見が合わなかったという。

  メイ首相は記事について「ブリュッセルのうわさ話」と切り捨てる一方、その内容を真っ向から否定することはしなかった。首相はどちらかと言えば、欧州委との対立を、自身への交渉一任がより良い結果を生むと訴えるのに利用している。

  「ここ数日で分かってきたように、離脱交渉は容易ではない」とメイ首相は英地方紙ウェスタン・モーニング・ニュースに寄稿。「交渉相手のEU27カ国は自分たちに有利な合意を勝ち取る決意で結束している」と指摘した。

原題:May Says Juncker Clash Shows Brexit Talks Will ‘Not Be Easy’(抜粋)

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