きょうの国内市況(5月2日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、地政学リスク緩和と円安-内外需広く買い、ヤマハ急騰

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  東京株式相場は続伸。地政学リスクの緩和と為替の円安が好感され、輸送用機器や精密機器など輸出株、鉄鋼など素材株、不動産や小売株と内外需業種が幅広く上げた。個別では、好決算が評価されたヤマハや島精機製作所が急騰。

  TOPIXの終値は前日比10.53ポイント(0.7%)高の1550.30、日経平均株価は135円18銭(0.7%)高の1万9445円70銭。両指数とも3月21日以来の高値。

  アムンディ・ジャパンの吉野晶雄チーフエコノミストは「日本株が海外に比べ劣後していたのは、地政学リスクが投資家の頭から離れず、それが円高を引き起こしていたほか、今期業績のガイダンスに対する懸念があったため」と指摘。双方のマイナス効果が薄れる中、「日本株は海外へのキャッチアップ局面にあり、まだまだ上値余地はある」とみている。

  東証1部33業種は不動産や石油・石炭製品、証券・商品先物取引、金属製品、精密機器、倉庫・運輸、輸送用機器、鉄鋼など30業種が上昇。海運、水産・農林、食料品の3業種は下落。個別では、2018年3月期の営業利益計画が市場予想を上回ったヤマハや島精機製作所が急騰、業績が好調だったGMOペイメントゲートウェイはストップ高。通期業績計画を上方修正したポーラ・オルビスホールディングスも高い。半面、17年3月期の営業損益速報値が従来予想を下回ったジャパンディスプレイと日揮は大幅安。

  • 東証1部の売買高は18億6294万株、売買代金は2兆2657億円
  • 値上がり銘柄数は1487、値下がりは436

●債券は下落、連休中の米イベントを警戒-新発10年債は2日ぶり取引成立

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  債券相場は下落。国内の大型連休中に米国の連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計など重要イベントを控え、金利上昇リスクを警戒した売りが優勢となった。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは午後に入り、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%で寄り付いた後、4月26日以来の水準となる0.02%を付けた。前日は、昨年10月以降で初めて10年物新発債として取引が成立しなかった。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、FOMCに関して「バランスシートをいつ縮小するかという議論が焦点で、金利が上がる材料が出やすい。それを警戒してきょうの円債相場は弱含んでいる」と説明。また「来週の10年債と30年債の入札も見えてくるため、買いが入りにくいタイミング」と言う。

  長期国債先物の中心限月6月物は前日比1銭高の151円03銭で取引を開始。いったん151円04銭まで上昇した後は値を切り下げ、9銭安の150円93銭とこの日の安値で引けた。

●ドルは1カ月ぶり112円台回復、米歳出法案合意や米財務長官発言支え

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  東京外国為替市場ではドル・円相場が約1カ月ぶりに1ドル=112円台を回復した。米国で議会が包括的歳出法案の暫定合意に達し、政府機関の閉鎖が回避されることや、ムニューシン財務長官発言を受けて米長期金利が上昇したことを背景に、ドル買い・円売りが優勢となった。

  午後3時26分現在のドル・円は前日比0.2%高の1ドル=112円04銭。朝方に付けた111円78銭から徐々に水準を切り上げ、午後に112円11銭と3月31日以来のドル高・円安水準を付けた。ドル・円につれてユーロ・円も上昇。同時刻現在、1ユーロ=122円35銭。一時は122円46銭と3月14日以来のユーロ高・円安水準を付けた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、ドル・円について、「トランプ米大統領にびくびくするフェーズは終わりつつある印象で、日米金利差という基本に戻るだろう」と指摘。「3月末の高値112円20銭を超えてくると、以前のレンジ112~115円に戻るという見方ができる」と述べた。

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