「大手銀分割見るのが楽しみ」とシタデルCEO-米大統領に同調

  • ヘッジファンド業界は縮小期に差し掛かっているとグリフィン氏
  • シタデルの旗艦ヘッジファンドの運用成績年初来でプラス約3.5%

Ken Griffin, founder and chief executive officer of Citadel LLC,

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg
Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

ヘッジファンド運営会社シタデルの創業者であるケネス・グリフィン高経営責任者(CEO)は、大手銀行の分割が実現し、競争拡大と景気浮揚が促進される状況を目にすることが「本当に楽しみだ」と語った。

  グリフィンCEOは1日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「これらの銀行を多くの小さな銀行に分割すべきだと私が言いたいかといえば、それは違う。だが、われわれは投資銀行と商業銀行の分離、すなわち新たなグラス・スティーガル法について考えるべきではなかろうか。その実現を目にするのが本当に楽しみだ。経済にも良い影響が出ると思う」と発言した。

  トランプ米大統領はこれに先立つ同日のインタビューで、リテール(小口金融)業務と投資銀行のファイアウオール(防火壁=分離)を定めたグラス・スティーガル法復活の取り組みを検討していると述べ、グリフィン氏もこれに同調する意見を表明した。

  またグリフィン氏はヘッジファンド業界について、市場の効率向上に伴い、一部が清算に追い込まれる再編に直面していると指摘。「競争環境の力学が変化しており、われわれは縮小期に差し掛かっている。アルファ(ベンチマークを上回る運用成果)を生み出すことが今ではより難しくなっており、競争が激化し、市場でチャンスをうかがう非常に抜け目のない人々も多く存在する。準大手プレーヤーの一部が途中で挫折するのはこのためだ」と分析した。

  事情に詳しい関係者の1人によれば、シタデルの旗艦ヘッジファンドは4月がプラス約0.9 %、年初来ではプラス約3.5%の運用成績を残している。

原題:Citadel’s Griffin Urges Breakup of Big Banks, Echoing Trump (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE