トランプ米大統領:税制改革案はたたき台、議会との交渉次第で譲歩も

  • インフラ建設の原資として連邦ガソリン税引き上げを検討へ
  • 「相互税」を自分は大いに信じているとインタビューで発言

トランプ米大統領は1日、インフラ建設の原資として連邦ガソリン税引き上げを検討する意向を表明した。また先週公表した税制改革案はまだたたき台にすぎず、今後交渉を進めていくと説明した。

  トランプ大統領はホワイトハウスの大統領執務室でブルームバーグのインタビューに応じ、ガソリン増税を「検討することは確実だ」と発言。「増収分を幹線道路に充当すれば」トラック運転手らの支持も得られるだろうと述べた。

  トランプ政権は先月26日に税制案の骨子を公表。法人税の最高税率を現行の35%から15%に引き下げる案や、共同経営会社を含むパススルー事業体の税率の15%への引き下げが示された。

  トランプ大統領はこの日のインタビューで、今後の議会との交渉次第で税制案の一部条項を削除する用意があると述べたが、具体的にどの条項を想定しているかについてはコメントしなかった。また米国の輸出品に諸外国が課す関税に見合う税率を個々の国からの輸入品に適用する「相互税」の導入をあらためて訴えた上で、税制改革案の「全ては出発点」だと述べた。

  大統領は「私は相互税を大いに信じている。ある国が米国製品に52%課税して、米国が同じ製品を無税で受け入れるのでは誰も戦えない」と語った。

  先週公表された1ページの税制案骨子ではガソリン税と相互税の双方とも言及されていなかった。トランプ大統領は、ガソリン増税についてはこれまで公約してこなかったが、「今後、確実に検討する問題」だと述べた。この日の午後、ホワイトハウスのスパイサー報道官は、大統領はガソリン増税を特に支持しているわけではないが、必要な道路改修の原資確保のためガソリン増税を支持するトラック業界に「配慮して」、その可能性を排除していないと説明した。

原題:Trump Open to Raising Gas Tax, Negotiating His Overhaul Plan (2)(抜粋)

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