債券下落、連休中の米イベントを警戒-新発10年が2日ぶり取引成立

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  • 米FOMC、金利が上がる材料出やすい-パインブリッジ
  • 長期金利0.02%に上昇、4月26日以来の水準

2日の債券相場は下落。国内の大型連休中に米国の連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計など重要イベントを控え、金利上昇リスクを警戒した売りが優勢となった。

  長期金利の指標となる新発10年物国債の346回債利回りは午後に入り、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.015%で寄り付いた後、4月26日以来の水準となる0.02%まで売られている。前日は、昨年10月以降で初めて10年物新発債として取引が成立しなかった。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「FOMCに関しては、バランスシートをいつ縮小するかという議論が焦点で、金利が上がる材料が出やすい。それを警戒してきょうの円債相場は弱含んでいる」と説明。また、「来週の10年債と30年債の入札も見えてくるため、買いが入りにくいタイミング」と言う。

  超長期債は安く推移。新発20年物の160回債利回りは1bp高い0.565%、新発30年物54回債利回りは1bp高い0.795%、新発40年物の9回債利回りは0.5bp高い1%と、それぞれ3営業日ぶりの水準に上昇している。

  長期国債先物の中心限月6月物は前日比1銭高の151円03銭で取引を開始。いったん151円04銭まで上昇した後は上値の重い展開となり、9銭安の150円93銭とこの日の安値で引けた。

流動性供給入札

  財務省はこの日、残存期間1年超5年以下の国債を対象とした流動性供給入札を実施。結果は投資家需要の強弱を反映する応札倍率が4.55倍となった。同ゾーンの前回入札は5.36倍だった。

過去の流動性供給入札の結果はこちらをご覧ください。

  パインブリッジの松川氏は、「応札倍率が4倍を超えており、しっかりした入札だった」と指摘。ただ、「それで上値を追いかけていく動きにはつながらない」と話した。

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