中国:金融市場の引き締め強まる公算、習主席の指示で-野村が分析

  • 共産党総書記でもある習主席が4月25日に会合を開いた
  • シャドーバンキングシステムなど的を絞った引き締めに-野村

中国の習近平国家主席が先週、金融システムに対するリスクを巡り会合を開いたことから、新たなシャドーバンキング(影の銀行)対策が公表され、中国人民銀行(中央銀行)が短期市場金利の引き上げ誘導を続ける可能性はいずれも高い。野村ホールディングスはこうみている。

  共産党総書記でもある習主席は4月25日、党中央政治局の会合を開いたほか、国内4つの金融監督機関トップとも会い、システミックリスクを防ぐよう指示。当局による規制強化懸念が過去2週間ほど、中国の資産価格を動かした。

世界的なリスク志向復活に逆行-中国株が不安定な展開

  野村の趙揚、陳家瑶両アナリストはリポートで、「より厳格な金融規制措置が打ち出されるだろう。特にシャドーバンキングのシステムで金融投機のレバレッジを解消し、資本流出を減らすための的を絞った引き締めと見なされると思う」と指摘。「全体的な金融政策スタンスは引き続き中立である公算が大きい」とも記した。

  野村が習主席の呼び掛けで重視しているのは次の点:

  • 金融改革の深化
  • 金融規制の強化
  • リスク対策を講じること
  • 実体経済への支援
  • 政府当局者の教育
  • 金融分野における共産党のリーダーシップ強化

  両アナリストは「われわれはこれを的を絞った引き締めだと解釈している。資産バブルおよびそれに関連する金融危機を抑制するため、シャドーバンキングのレバレッジ解消を重視するものだ」と説明。「人民銀の公開市場操作(オペ)金利は今後数四半期、引き上げが続く可能性がある。特に米金融当局の利上げ見通しが強くなる場合はそうだ」と論じた。

原題:Xi Meeting Shows China Crackdown to Be Intensified, Nomura Says(抜粋)

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