米債券トレーダー、再びインフレ加速を見込み始める-FOMC控え

  • ブレークイーブン・レートが4月28日終了週に今年最大の上昇
  • トランプ相場が疑問視される中でもインフレ加速見通し根強いと示唆

米債券トレーダーの取引動向は、トランプ相場が疑問視される中でもインフレ加速の見通しは依然根強いことを実証した。

  これを如実に示したのは10年物インフレ連動債(TIPS)と同年限の米国債の利回り格差であるブレークイーブン・レートだ。同レートは4月28日終了週に週間ベースで今年最大の上昇となり2%に向け回復、債券市場が再びインフレ加速を見込み始めたことが示唆された。

  この変化は、5月3日の連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表の直前に起きる形となった。金利先物の動向によれば、トレーダーらが見込む同日の利上げ確率はかなり低いが、6月には大きく上昇し、9月までの利上げは十分織り込む。今週のFOMC声明で注目されるのは、行き詰まったとトレーダーらが判断とするトランプ政権の財政措置を踏まえた当局者らの経済見通しだ。

  ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのグローバル債券担当最高投資責任者(CIO)を務めるジョナサン・バイナー氏は4月28日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「リフレ取引は恐らく若干過熱気味となったが、現在はこれと反対の極に達した」と説明。「市場は現在、インフレに関しては楽観視している」と警告した。

原題:Bond Traders’ Inflation Bets Have New Life, Just in Time for Fed(抜粋)

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