米国は北朝鮮による新たな挑発行為を受け、経済制裁の拡大や軍事作戦を含む選択肢を検討している。

  マクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は4月30日、北朝鮮の29日の弾道ミサイル発射は国際社会に対する「公然とした挑戦」であり、米国にとって受け入れ難いリスクだと語った。

  マクマスター補佐官は「FOXニュース・サンデー」で、地域および世界のパートナーと共に、「実施中の国連制裁の強化を伴う何らかの措置を講じる必要がある」と指摘。「制裁をさらに強めることや、必要なら軍事行動を取る準備も意味するかもしれない」と述べた。

  ティラーソン米国務長官は28日、北朝鮮の金正恩体制に対する圧力強化を国連で働き掛けたが、ミサイル発射はその数時間後に行われた。

  マクマスター補佐官は、トランプ大統領が北朝鮮の貿易の大半を占める中国を「巧みに」取り込んできたと説明。公式声明や国内報道機関を含め、「中国が何らかの措置に乗り出しつつあることを目にしている。だがさらなる措置が必要なことは明白だ。中国に対し、われわれと韓国、日本と共にさらに行動するよう求めるが、全ての国が北朝鮮政権に向き合う必要がある」と語った。

  トランプ大統領は30日にCBSの番組「フェース・ザ・ネーション」で放送されたインタビューで、北朝鮮による最新のミサイル試射は「小型のミサイル」だと述べた。北朝鮮が核実験を実施した場合、米国が軍事行動を取るのかどうかについては明言しなかった。

  大統領は「北朝鮮が核実験を実施すれば、私はうれしくない。非常に尊敬されている中国国家主席も喜ばないだろう」と発言。「うれしくない」とは軍事行動を意味するのかとの問いには、「分からない。いずれ分かるだろう」と答えた。

  プリーバス大統領首席補佐官は30日、ABCの番組「ジス・ウイーク」で、トランプ大統領は「次の動きを知らせる」ようなことはしないが、どのように前進するかについて顧問と取り組んでいると説明。トランプ大統領が金正恩氏と会談する可能性については「分からない」と述べた。

原題:U.S. Looks at Sanctions, Military Action to Counter North Korea(抜粋)

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