スイスの銀行2位、クレディ・スイス・グループの株主は、同行の上級幹部らに対する4800万スイス・フラン(約54億円)の報酬パッケージ案を承認した。投資家の反対意見を受けて、同行はボーナスの40%カットを余儀なくされた。

  株主らは28日に開いた年次総会で、短期目標達成に対するボーナス1700万フランと長期目標に関係するボーナス3100万フランの報酬パッケージ案を承認した。同行のウルス・ローナー会長は91%の支持を得て再任された。

  ティージャン・ティアム最高経営責任者(CEO)と業務執行理事会のメンバーらは今月先に、批判を和らげるためボーナスの減額を申し出た。これにより、ノルウェーの政府系ファンド(SWF)など一部株主の支持は取り付けたものの、他の株主は報酬パッケージは依然として寛大過ぎると主張。短期ボーナスには約38%の株主が反対票を投じた。

  総会ではまた、ティアムCEOのプレゼンテーションが始まった直後、環境保護団体グリーンピースのメンバーが天井からロープを体に結び付けて降下し、同行と米ダコタ・アクセス・パイプラインの関連企業の取引に反対する趣旨の横断幕を演壇の上に広げるハプニングが起きた。ティアムCEOは動じる様子もなく、言論の自由は尊重すると述べてプレゼンテーションを続けた。

原題:Credit Suisse’s Thiam Wins Backing for Pay Plan After Bonus Cut(抜粋)

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