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米GDP:1-3月速報値は年率0.7%増に減速、3年ぶり低成長

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米経済の1-3月(第1四半期)成長率は3年ぶりの低水準となった。自動車販売の弱さなど個人消費が減速し、住宅や原油掘削を中心とした投資拡大を相殺した。

  米商務省が28日発表した第1四半期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み、年率)速報値は前期比年率0.7%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は1%増だった。前期は2.1%増。

  経済の約70%を占める個人消費は0.3%増と、2009年以来の低い伸びとなった。前期は3.5%増だった。エコノミスト予想は1-3月期0.9%増。GDP寄与度は0.23ポイントにとどまった。

  ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ライアン・スイート氏は「心配する理由はない」と述べ、季節調整の問題や消費支出に影響した一時的要因を理由に挙げた。設備投資は「心強い」とし、消費者には「やや疲れが見られるが、第2四半期に持ち直すだろう。鍵になるのは賃金の伸びだ。この先の消費にとっては、力強い賃金の伸びが必要だ」と述べた。

Slow Growth

  設備投資は9.4%増と、2013年以来の高い伸び。前期は0.9%増だった。GDP寄与度は1.12ポイントで、特に鉱業探査の分野が好調だった。

  住宅投資は13.7%増と、15年第2四半期(4-6月)以降で最大の伸び。前期は9.6%増。寄与度は0.5ポイントとなった。

  一方、在庫投資のGDP寄与度はマイナス0.93ポイント。前期は1.01ポイントのプラス寄与だった。純輸出の寄与度は0.07ポイント。前期は1.82ポイントのマイナス寄与だった。

  GDP価格指数は2.3%上昇。個人消費価格指数は食品とエネルギーを除いたベースで2%上昇と、4期ぶりの大幅な伸びを示した。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Economy Grew 0.7% in First Quarter, Slowest in Three Years(抜粋)

(第4段落にエコノミストのコメントを追加します.)
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