英銀バークレイズの1ー3月(第1四半期)決算では、債券トレーディング収入が予想外に減少した。米同業に後れを取る欧州の投資銀行の1行となった同行の株価は28日のロンドン市場で、約半年で最大の下げとなっている。

  同日発表の資料によれば、トレーディング収入は債券で1%、株式では10%それぞれ減少した。ブルームバーグ・ニュースがアナリスト4人を対象に実施した調査では平均値で、債券が17%増加、株式は5%減少が見込まれていた。トレーディング収入は一般的にバークレイズ全体の収入の約4分の1を占める。債券の同収入は米5大銀行では合わせて24%増えた。

  ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「米銀の多くのようには上向かなかった」と述べた上で、「米金利関連でもう少し芳しい成績を挙げられたかもしれないが、1四半期だけで判断を下すことはしない」と付け加えた。

  ロンドン時間午前8時28分(日本時間午後4時28分)現在、バークレイズ株は前日比4.4%下落の214ペンスと、昨年11月以来の大幅安。過去1年では約25%上昇したが、純資産価値の3分の2程度の水準で取引されている。1-3月のトレーディング収入は債券が8億8900万ポンド(約1280億円)、株式が4億6200万ポンドだった。

  四半期決算でプラス面で際立ったのは投資銀部門。合併・買収助言や債券・株式の引き受けで手数料が見込める同部門の収入は前年同期比51%増の7億2600万ポンド。

  バークレイズ全体の総収入は16%増の58億2000万ポンドと、アナリスト予想の56億7000万ポンドを超えた。税引き前利益は前年同期の倍以上に増えて16億8000万ポンド。

原題:Barclays Shares Decline After Surprise Drop in Trading Revenue(抜粋)

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