UBS:1-3月は80%増益、予想上回る-ウェルスマネジメント好調
Jan-Henrik Förster-
純利益は12億7000万スイス・フラン-予想平均9億5300万フラン
-
市場環境の改善から恩恵を受ける「良い位置にある」
スイスの銀行UBSグループの1-3月(第1四半期)決算は、80%増益となった。ウェルスマネジメント部門での手数料収入や顧客からの預かり資金増加が寄与した。
同行が28日発表した資料によると、1-3月期の純利益は12億7000万スイス・フラン(約1400億円)と、前年同期の7億700万フランから増加。ブルームバーグが集計したアナリスト8人の予想平均は9億5300万フランだった。投資家からの預かり資産は1-3月期に205億フラン増えた。
セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、2012年後半の投資銀行業縮小後、主力事業となっているウェルスマネジメント部門の利益率低下を補うため経費削減を強化している。投資家のセンチメントや信頼感は向上しており、UBSは市場環境の改善から恩恵を受ける「良い位置にある」との見解を示した。
原題:UBS Quarterly Profit Beats Estimates on Wealth Management Gains(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE