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NTTドコモ株が10カ月ぶりの上昇率、決算で年間100円への増配発表

  • 「増配は好印象」-SMBC日興証券の菊池アナリスト
  • 5G通信ネットワークを活用したサービスを強化へ

NTTドコモ株は、28日午前の取引で一時、前日比4.2%高まで買われた。27日の決算発表で、今期(2018年3月期)に1株当たり年間100円への増配を発表したばかり。

  ドコモ株は午前の取引で、昨年6月27日以来の日中上昇率を記録し、一時2696.5円まで買われた。前日の決算発表では前期(17年3月期)の年間配当80円から、20円増やすことを発表。同社は前期にも年間で10円の増配を行っている。また、20年までに「継続的な増配と機動的な自己株式取得」を行う方針も明らかにした。

  同社は営業利益を14年3月期の実績8200億円以上にすることを、今期末までの中期目標として据えていた。総務省が昨年実施した端末販売の適正化の取り組みにより、スマホ購入補助の費用が減ったほか、データ通信サービス収入の増加などで、目標を1年前倒しで達成した。

  ドコモの今期の業績見通しは売上高が前期実績比3.6%増の4兆7500億円、営業利益が1.6%増の9600億円、純利益が0.4%増の6550億円だ。決算発表では20年までの中期戦略も示され、第5世代通信規格(5G)を活用したサービスの強化を行う方針を明らかにした。

  SMBC日興証券の菊池悟シニアアナリストは27日付のリポートで、業績悪化要因だった「月々サポート」料金割引サービスの影響額が縮小に転じていることが「今後の業績回復を支える要因」とし、「年100 円への増配は好印象」と指摘した。

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