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NY外為:ユーロが下落、ECB総裁が緩和縮小に消極姿勢を示唆

更新日時

27日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが下落。ドルなど主要10通貨の大半に対して下げた。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がユーロ圏経済の改善を認めながらも、金融緩和を早急に縮小する必要はないとの認識を示したことが売りを誘った。

  ドラギ総裁は成長が改善している中でも「基調的な物価上昇圧力は依然として弱く、確信できるような上昇トレンドがまだ見られない」と語った。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前日比0.3%下げて1ユーロ=1.0873ドル。対円では0.1%下落し1ユーロ=120円97銭。ドルは対円で0.2%高の1ドル=111円26銭。

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  ECBは金利を長期にわたり現行またはそれ以下の水準にとどめるとの方針を表明。量的緩和(QE)プログラムを少なくとも2017年末まで続ける方針も再確認した。

  ユーロは対ドルでドラギ総裁の記者会見中に荒い動きとなった。ドラギ総裁がトレーダーの間で今週高まっていたような明るいトーンを示唆すると、ユーロはこの日の安値から1.0933ドルに上昇した。しかし、同総裁がフォワードガイダンスについて、変更を協議しなかったと明らかにすると、ユーロは下げた。

  ドル指数は小幅高になる場面もあったが、その後、上げを失う展開になった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比ほぼ変わらずで終了した。北米自由貿易協定(NAFTA)からの離脱もあり得ると話していたトランプ米大統領が、現時点で同協定を終結させないことでメキシコ、カナダと合意したため、メキシコ・ペソとカナダ・ドルは前日の下落分を幾分か埋めた。ただ、原油安を背景にカナダ・ドルはその後、下落した。

原題:Euro Down on Day After ECB’s Draghi Signals Policy Patience(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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