ロンドン在勤の行員の一部は英国の欧州連合(EU)離脱に伴い国外に配置転換になるだろうと、大手銀行2行があらためて心の準備を促した。

  ドイツ銀行の最高規制責任者のシルビー・マセラット氏は26日、英国内の4000人分の職を他の場所に移す必要があるかもしれないと述べた。英銀バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は同日、配置転換計画の実行を6カ月以内に開始することになるだろうと語った。

  また、デリバティブ(金融派生商品)取引と決済を手掛ける米インターコンチネンタル取引所(ICE)のジェフリー・スプレッカーCEOは、オランダとフランス、ドイツの当局者らが事業の誘致を積極的に働き掛けていることを明らかにした。

  「フロントオフィスの人員は、EUの顧客向けに業務を行いたいのであればEU内にいる必要がある。全員をドイツに移さなければならないだろうか。それは2000人ということだ」とマセラット氏は話した。リスク管理の機能に関連した業務にも影響が及びかねず、その分野では英国で別に2000人が働いていると付け加えた。

  バークレイズのステーリーCEOはロンドンで開かれた英EU離脱の影響についての会議の合間に、バークレイズは緊急計画を実行に移す「プロセスを今後6カ月以内に開始しなければならない」と述べた。

原題:Bankers Issue Fresh Warnings About Moving London Staff on Brexit(抜粋)

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